【ToSTNeT-3】”廣済堂”の自社株買いからの今後のシナリオ【株価の影響】
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こんばんは。shunです。
本日”廣済堂”が自社株買いを発表しました。
しかし、自社株買いと言っても、
自己株式立会外買付取引”ToSTNeT-3”で自社株買いを実施。
とのことで、
なんだそれは。と思うことだと思います。
前話した自社株買いのルールですと、
市場内でルールに沿って買い付けを行いますが、
今回はちょっとルールが違います。
- ToSTNeT-3とは
- これによる廣済堂の株価への影響
- 廣済堂にまつわる思惑
この3点を見ていこうと思います。
通常の自社株買い
【株価が上がる理由】”自社株買い”のメリットとデメリットとは【影響】 | shunblog
当ブログでも取り上げた、6347 プラコーが”自社株買い”を発表し、ストップ高となりました。わかる通り自社株買いは株価に大きく影響を与える行為で、メリットも多くあります。その中に少しあるデメリットと、株価が上がる理由を説明しています。単純な理由が大きいのですが、細かいところを押さえておくと、企業の思惑を読み取れるかも?
ToSTNeT-3の自社株買い
”廣済堂”の株価への影響とは
まず何度も出てきますこの、
ToSTNeT-3とはどのようなものか。
これは所謂、
時間外の決まった時間、決まった数をその日の終値で買い取る。
といった解釈になるでしょうか。
今回の廣済堂の条件としては、
27日
の8:45
に250万株(25億円
)を上限に買い付けを行う
大抵自社株買いとは、
一定の期間が決められているものですが、
これは当日限りのものとなります。
一体どうなるのでしょう。
ToSTNeT-3の使い方
つまりどういうことが行われるかというと、
大株主が売却したいと考えているとき。
このような場合に使われるのだと思います。
全体の10%
にもなる株式になりますので、
個人から集めるのは大変です。
実際に売りたいと思ってるかは分かりませんが、
10%以上
持っている株主が売ると考えると、
わかりやすい話になるのではないでしょうか。
個人ももちろん活用できますが、
もう売りたい人が額が決まっているなら、
売れない可能性も出てくる。
そういうリスクも考えておきましょう。
”廣済堂”の株価への影響
元々の自社株買いの場合ですと、
株価の上昇はほぼ間違いないです。
しかしこの場合ですと、
株価の下支えはないものなので、
そういう意味ではプラス影響は少なそうです。
しかし、それは単純に短期の考えでして、
長期で考えますと、
自社株買いにあるメリットにある通り、
買いを決定づける指標は上昇するので、
今後注目を浴びることにはなりそうです。
”廣済堂”の株価に影響を与えそうな、
思惑を一覧にしてあげてみる。
ここまでは事実の話をしていきましたが、
ここからは色々な思惑の話をしていきます。
ぼく自身の考えも多く含む話なので、
考えをもとに自分で答えを出してみてください。
一応目次としては、
- 廣済堂がTOBに揺れた過去
- 今回の売却元はどこか
- 買い煽りの存在
このような点になりますね。
1つ1つみてみましょうか。
”廣済堂”がTOBに揺れた過去
この廣済堂の話の元という話ですね。
株価が低迷していた時期の話です。
この廣済堂の子会社に”東京博善”という企業があります。
東京の葬儀場をほぼ独占しており、
廣済堂の強さをここにあるというものです。
しかし、廣済堂自体は印刷業で、
どんどん経営が悪化していました。
そこに目をつけたのか、
かなり安い価格でTOBを仕掛けていきますが、
次々に対抗TOBが価格を引き上げ、
最終的に不成立という結果になりました。
ここからがまだ面白い話でして、
この後麻生グループが20%
。中国系企業が10%
ほど。
その後、東京博善を完全子会社とし、
当分売却をしないことなどを条件とすることで、
一旦この問題を終わることとなりました。
ちょっと途中省いていますが、
大体こんな感じです。
売却元はどこなのか
そして上で紹介しました、
中国系の企業。
注目の中国系の企業の持ち株数が、
現在”254万株”
ちょうどが数字が合うので、
ここが売却元と思うのが普通になりそうです。
これが今回の売却主だとするなら、
中国系が諦めたことがプラスなのかマイナスなのか。
この辺りは人によって答えが分かれそうです。
結論は後で書きます。
買い煽りの存在
昨日から有名な買い煽りの方が、
突然Twitterにて廣済堂をつぶやきはじめました。
まだ自社株買いの前だったこともあり、
情報が漏れてた。
そんな可能性も出てきました。
- 廣済堂の謎のストップ安。
- 今回の買い煽り。
これらの情報をまとめますと、
銘柄が完全に仕手化しているとみていいでしょう。
しかもこの方が呟く銘柄は、
かなりの上昇をした後、一気に落ちる。
そんな動きをすることが多いので、
今後は注意が必要な銘柄となりました。
廣済堂の謎のストップ安の件はこちらから。
【7868廣済堂】”ストップ安”のその後チャンスに変える技とは【どうする】 | shunblog
まず6/11に株式投資界を騒がした、7868廣済堂の”ストップ安”事件です。なんの材料のないまま徐々に売り圧が高まり、パニック売りも重なりストップ安となりました。この原因を探りつつ、ストップ安になった銘柄をその後どうするか。そもそもストップ安とはどのような時に起こるか。この辺りにヒントがあるのか勉強していきましょう。
まとめ:”廣済堂”のToSTNeT-3による自社株買い
株価への大きな影響とは
結論の前に情報をまとめます。
- 中国系企業から250万株を買い戻す(
数字的に
) - 買い煽りが騒ぎ出す(
事実
) - 東京博善が動けない限りTOBはないか(
推測
)
これまで色んな思惑があった廣済堂。
ある程度の動きが読める展開となってきました。
これからいい企業になる可能性は秘めています。
しかし、今の株価はなぜ上昇したか。
そう考えると、
廣済堂は短期で考えた方が良い。
というのが結論です。
ぼく自身の本命株として保有しておりますが、
これから株価の動きによっては、
今売却を考えている場面であります。
全ての嵐が去って、
株価が落ちれば割安は割安ですから、
今後の復配を期待して買うかもしれませんが、
とりあえず思惑は終わりそうな予想です。
ぼく自身の考えにはなりますので、
かなり株価が上昇するかもしれませんし、
答えを出すのは一人一人だと思います。
ここからの動きは見逃さないように!
おわり