《仕組み》企業の”投資能力”が業績と株価に影響を与える理由《経常利益》

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こんばんは。shunです。

私は日々ブログを書きながら投資をしていますが、
同じように企業も色々な部分に投資を行います。

  • 事業へ投資する企業
  • M&Aによる投資
  • 売買益を取るための投資

もちろん会社を大きくしていくためには、
色々な方法が必要となるでしょう。

今回はそんな企業が持っている、

”投資能力”がどれほど業績に影響を与えるか。

 
これを株式投資目線で見ていこうと思います。

今回の大事な3点!

  • 企業の投資能力を判断する基準

  • 経常利益は株価に影響を与えるか

  • 株式投資目線で銘柄を分析

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企業分析を色々していた際に、
3635 コーエーテクモを見ていた際に感じました。

M&Aなどはある程度見ていて分かりますが、
実はこんな形で投資をしていたの?

という一面を見つけたので、
記事を作らさせていただきました。

企業の”投資能力”判断する基準とその仕組み
業績にどれほどの影響を与えるか

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先ほど言った通りなのですが、
企業が行う投資には大きく分けて2つ

  • 事業への投資(本業への
  • 売買目的の投資(本業以外への

このような2種類があります。
基本的に大事とされるのはもちろん、
本業の投資だと思います。

それぞれで考えることをどんなことがあるのでしょう。

  新型コロナ禍による営業外収益も変わったものがあります。

事業への投資

例えば自分が株式投資を触っていて、
投資をしようと思う時に、

どんな企業なのか。
ということをしっかり調べて、
何か投資したい内容があるから銘柄を買う

という流れだと思います。
もし、その企業に思惑通りのM&Aを行えば。

かなりの判断材料になり得ると思います。

また新しい事業に投資する際も、
それが実現性の高いものだと言うのなら、
こちらも判断基準となり得ますし、

全然自分の思っている方向と違うのなら、
買うことを迷う理由になったりします。

このように企業の投資する方向性は、
かなり事業の行方を見れるものとなるので、

間違いなく今後の業績に関わるものです。

しかし、すぐに結果が出るものはかなり少ない。
そうも思いますので、投資家目線では、
少し見分け方が難しいとも言えます。

売買目的の投資

こちらは営業外収益を見るだけで、
簡単に見ることができると思うのですが、

持っている有価証券で、
どれだけ利益を作っているか。

つまり営業外でどれだけ稼いだか。
がわかる実数となってきます。

本業で得た利益→営業利益
こちらからこの営業外収益・損失を加えると、
経常利益というものになりまして、

Kabutanなどでもよく見る、
企業の本質的な利益を知ることができる。
という数値です。

企業の見立てが悪ければ、
その分証券は安くなってしまって、
それが損失となります

それは企業の未来を見る力が欠如している。

 
ただし本業がうまくいかないことを、
ごまかすという手段にもなり得るので、

この辺り注意することが必要です。

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経常利益が株価に与える影響
株式投資目線で”投資能力”を主に企業を分析

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つまりこの経常利益というものは、
企業の業績を判断する際に、

かなり必要な数値だということが言えます。

 
これが実際株価に影響を与えるか。
というのは色々考えることはあると思いますが、
間違いなくある。と言っていいでしょう。

どのように分析していけばいいかを考えてみましょう。

本業への”投資能力”

分析する上でまず大事な3点があります。

  • 必要な部分にどれだけ投資をしているか。
  • 自分が目をつけた部分に資金をかけているか。
  • その内容が世間的にも注目する内容であるか。

単純にこの事業やります!
と言っても、そこに資金がかかっていなれけば、
うまくいくものもうまくいくはずがないです。

その内容が注目されなくてもいけないし、
目にかけていた内容と別の部分であるなら、

もう一度調べ直す必要があります。
これらの内容を元に分析していきましょう。

売買目的証券への”投資能力”

こちらも大事な3点があり、

  • 本業と同じぐらい業績に影響を与えているか
  • 損失を出しているときはないか(他期を見て
  • リスクヘッジはできているか

上2つは見たまんまの内容ですね。

どれぐらい投資により資金を作っているか。

 
この内容によっては、
本業に使える資金が増えると言えます。

また企業に対する取引だけだと、
失敗してしまった時にリスクヘッジも必要です。

デリバティブ取引など、
企業への株取引だけでなく他へ投資を行うと、

そのリスクは分散されることとなります

それで損失を大きくしているのなら問題ですが、
結果として利益を出しているのなら

投資能力があると見て良いでしょう。

コーエーテクモの例

初めの方で少し紹介しましたが、
まずはこちらをご覧ください

  • 受取利息・配当金もしっかり
  • 売買益も利益として計上している
  • 損失も多いがそれ以上の利益

本業のゲーム事業でも結果を出しながら、
かなりの営業外利益を叩き出しています。

これが続けば資金がどんどん潤沢となり、
会社の規模も大きくなっていくと予想できます

このようにこんな点から見てみると、
企業の成り立ちがわかるようで、
かなり面白い内容ですね。

まとめ:企業の”投資能力”と株価の関係
株式投資への影響とその仕組みが面白い話

shun's article picture - professional
 
割と多くの企業は営業利益があっても、
営業外の損失で利益を落としてしまいがちです。

そんな中で、
明らかに投資がうまい企業が存在していて、
営業損失をも返してしまったり。
ということもあります。

本業がうまくいってない。
それは投資する基準にはなり得ませんが、
事業に投資する資金を作っている

その考えで証券の売買益などみると、
かなりの意味があると思います。

この力”投資能力”自体は、
株価に直結するものじゃないかもしれません。

しかし、結果として株価に繋がる
そのように考えておきましょう。

おわり

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