《IPOの落とし穴》”上場ゴール”した銘柄のその後《失敗した銘柄一覧》
こんばんは。shunです。
今月はIPO(新規公開株式
)
がかなりの銘柄出てきます。
その期待銘柄も紹介しましたが、
今日はその中での落とし穴。
”上場ゴール”
という言葉について説明したいと思います。
最近では問題になるほどよく起こっています。
今回の大事な3点!
上場ゴール銘柄一覧と例
上場ゴールに対する対処法
ロックアップが大事な理由
上場直後の値動きを狙う投資法は、
割と有効であることはあるのですが、
初値後はリスクも秘めています。
そんな”上場ゴール”の例のいくつか。
絶対知っておくようにしましょう。
最近の”上場ゴール”銘柄一覧
失敗のその後はこのような形に
まず”上場ゴール”とはどのような状態か。
簡単にいうと、
上場した株価が最高値となり、
その後はどんどん落ちていく現象です。
”たまに”起きるなら、
あまり気を付ける心配はありませんが、
まあまあな割合で起きますので、
注意が必要になります。
さて、なぜこのようなことになるのでしょう。
既存株主が売り抜けたい場合
これは有名な話なのですが、
3903
gumiという銘柄の話で、
上場の資料では黒字で出てた業績を、
3ヶ月後
に赤字へと下方修正がかかります。
もうこの時には既存株主は売却しており、
あれは全部わかった上でやっていた。
という典型的な上場ゴールの形となりました。
![shun's article picture - gumi chart](https://shunblog.org/wp-content/uploads/2021/06/IMG_2803.jpeg)
会社としての信用を失い、
綺麗な上場ゴールの形となりました。
単純に人気がない場合
一番よく言われるパターンはこれだと思います。
このブログでは取り上げないレベルの銘柄で、
人気が集まらない銘柄で起こります。
その銘柄がなぜか高値をつけた場合、
その値段がゴール価格となり、
落ちていく可能性があります。
これはIPOでは割とよく見られる形でして、
完全にマネーゲームで使われた形で、
セカンダリーが危険なのは、この辺りに理由があります。
バイオのIPO銘柄は
初めは思惑だけで動いていき、
数字がついてこないのがほとんどです。
資金調達での上場なので。
初めはマネーゲームと見るべきです。
そんなのを当たり前に許してるの?
と疑問が出てきますが、
ここからは防ぐ制度も合わせて紹介していきます。
IPOの落とし穴”上場ゴール”とは
失敗したその後に残るものとは
それでは”上場ゴール”銘柄の、
- 見極め方
- 対処法
の疑問点にもしっかり対応しています。
流石にこれが当たり前のように許されるなら、
誰もIPOを触らなくなりますからね。
ロックアップとは
前の段落で紹介した銘柄のgumi
の話ですが、
会社の関係者が、上場直後に株を売る。
これって普通に考えたら異常だと思いません?
実は”ロックアップ”という制度があって、
上場後の一定期間その株を売らない。
というものがあります。
しかしこのロックアップ。
なしにすることも可能なんです。
この条件はしっかりIPOの銘柄説明にありますので、
上場後すぐ売らないという方は、
絶対に確認してください!!
この”ロックアップ”をしているか、いないか。
”上場ゴール”の見極めの基準になります。
あと銘柄によって期間も変わってくるので、
忘れずにメモしておきましょう。
”上場ゴール”の対処法
正直あまり対処法はなくて、
- 上場後すぐ売り抜ける
- セカンダリー投資をしない
この2点
となります。
IPOは株価が乱高下しますので、
入りたくなる気持ちはわかりますが、
その銘柄が”上場ゴール”銘柄だった場合。
株価が戻ってくる可能性もないし、
乱高下する株価を眺めることが、ストレスになりかねません。
なので銘柄を売る”上場ゴール”
これが一番のリスクヘッジだとも言えますね。
まとめ:IPOの失敗”上場ゴール”の銘柄一覧
なぜそのようなことが起こるのか。
投資家にとっても、企業にとっても、
わかりやすいマネーゲームとなりますので、
失敗すると大損する可能性がありますので、
汚いことも起こってしまいます。
最近あった話だと、
モダリスという会社の話になります。
この企業はロックアップ期間も半年と定め、
黒字のバイオ銘柄として注目を集めていました。
そして割当先に、有名な個人投資家の方もいたのですが、
なんとロックアップを無視して売却したのです。
そのときにもう下降していた株価は、
この事態を受けて更に下落してしまいます。
「第三者割当により、割り当てられた株式の譲渡に関する報告書」の提出に関するお知らせ
今では株価もかなり下がっていて、
嫌な形の”上場ゴール”となってしまいました。
流石に規約なので”ロックアップ違反”
はそんなに見られるものではありませんが、
このようなこともあるんだ。
と一応頭の片隅には置いておいて、
一層のリスクヘッジを心がけていきましょう。
おわり