《IPOの落とし穴》”上場ゴール”した銘柄のその後《失敗した銘柄一覧》
こんばんは。shunです。
今月はIPO(新規公開株式
)
がかなりの銘柄出てきます。
その期待銘柄も紹介しましたが、
今日はその中での落とし穴。
”上場ゴール”
という言葉について説明したいと思います。
最近では問題になるほどよく起こっています。
今回の大事な3点!
上場ゴール銘柄一覧と例
上場ゴールに対する対処法
ロックアップが大事な理由
上場直後の値動きを狙う投資法は、
割と有効であることはあるのですが、
初値後はリスクも秘めています。
そんな”上場ゴール”の例のいくつか。
絶対知っておくようにしましょう。
最近の”上場ゴール”銘柄一覧
失敗のその後はこのような形に
まず”上場ゴール”とはどのような状態か。
簡単にいうと、
上場した株価が最高値となり、
その後はどんどん落ちていく現象です。
”たまに”起きるなら、
あまり気を付ける心配はありませんが、
まあまあな割合で起きますので、
注意が必要になります。
さて、なぜこのようなことになるのでしょう。
既存株主が売り抜けたい場合
これは有名な話なのですが、
3903
gumiという銘柄の話で、
上場の資料では黒字で出てた業績を、
3ヶ月後
に赤字へと下方修正がかかります。
もうこの時には既存株主は売却しており、
あれは全部わかった上でやっていた。
という典型的な上場ゴールの形となりました。
会社としての信用を失い、
綺麗な上場ゴールの形となりました。
単純に人気がない場合
一番よく言われるパターンはこれだと思います。
このブログでは取り上げないレベルの銘柄で、
人気が集まらない銘柄で起こります。
その銘柄がなぜか高値をつけた場合、
その値段がゴール価格となり、
落ちていく可能性があります。
これはIPOでは割とよく見られる形でして、
完全にマネーゲームで使われた形で、
セカンダリーが危険なのは、この辺りに理由があります。
バイオのIPO銘柄は
初めは思惑だけで動いていき、
数字がついてこないのがほとんどです。
資金調達での上場なので。
初めはマネーゲームと見るべきです。
そんなのを当たり前に許してるの?
と疑問が出てきますが、
ここからは防ぐ制度も合わせて紹介していきます。
IPOの落とし穴”上場ゴール”とは
失敗したその後に残るものとは
それでは”上場ゴール”銘柄の、
- 見極め方
- 対処法
の疑問点にもしっかり対応しています。
流石にこれが当たり前のように許されるなら、
誰もIPOを触らなくなりますからね。
ロックアップとは
前の段落で紹介した銘柄のgumi
の話ですが、
会社の関係者が、上場直後に株を売る。
これって普通に考えたら異常だと思いません?
実は”ロックアップ”という制度があって、
上場後の一定期間その株を売らない。
というものがあります。
しかしこのロックアップ。
なしにすることも可能なんです。
この条件はしっかりIPOの銘柄説明にありますので、
上場後すぐ売らないという方は、
絶対に確認してください!!
この”ロックアップ”をしているか、いないか。
”上場ゴール”の見極めの基準になります。
あと銘柄によって期間も変わってくるので、
忘れずにメモしておきましょう。
”上場ゴール”の対処法
正直あまり対処法はなくて、
- 上場後すぐ売り抜ける
- セカンダリー投資をしない
この2点
となります。
IPOは株価が乱高下しますので、
入りたくなる気持ちはわかりますが、
その銘柄が”上場ゴール”銘柄だった場合。
株価が戻ってくる可能性もないし、
乱高下する株価を眺めることが、ストレスになりかねません。
なので銘柄を売る”上場ゴール”
これが一番のリスクヘッジだとも言えますね。
まとめ:IPOの失敗”上場ゴール”の銘柄一覧
なぜそのようなことが起こるのか。
投資家にとっても、企業にとっても、
わかりやすいマネーゲームとなりますので、
失敗すると大損する可能性がありますので、
汚いことも起こってしまいます。
最近あった話だと、
モダリスという会社の話になります。
この企業はロックアップ期間も半年と定め、
黒字のバイオ銘柄として注目を集めていました。
そして割当先に、有名な個人投資家の方もいたのですが、
なんとロックアップを無視して売却したのです。
そのときにもう下降していた株価は、
この事態を受けて更に下落してしまいます。
「第三者割当により、割り当てられた株式の譲渡に関する報告書」の提出に関するお知らせ
今では株価もかなり下がっていて、
嫌な形の”上場ゴール”となってしまいました。
流石に規約なので”ロックアップ違反”
はそんなに見られるものではありませんが、
このようなこともあるんだ。
と一応頭の片隅には置いておいて、
一層のリスクヘッジを心がけていきましょう。
おわり