《仕組み》企業の”投資能力”が業績と株価に影響を与える理由《経常利益》
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こんばんは。shunです。
私は日々ブログを書きながら投資をしていますが、
同じように企業も色々な部分に投資を行います。
- 事業へ投資する企業
- M&Aによる投資
- 売買益を取るための投資
もちろん会社を大きくしていくためには、
色々な方法が必要となるでしょう。
今回はそんな企業が持っている、
”投資能力”がどれほど業績に影響を与えるか。
これを株式投資目線で見ていこうと思います。
今回の大事な3点!
企業の投資能力を判断する基準
経常利益は株価に影響を与えるか
株式投資目線で銘柄を分析
企業分析を色々していた際に、
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コーエーテクモを見ていた際に感じました。
M&Aなどはある程度見ていて分かりますが、
実はこんな形で投資をしていたの?
という一面を見つけたので、
記事を作らさせていただきました。
企業の”投資能力”判断する基準とその仕組み
業績にどれほどの影響を与えるか
先ほど言った通りなのですが、
企業が行う投資には大きく分けて2つ。
- 事業への投資(
本業への
) - 売買目的の投資(
本業以外への
)
このような2種類があります。
基本的に大事とされるのはもちろん、
本業の投資だと思います。
それぞれで考えることをどんなことがあるのでしょう。
新型コロナ禍による営業外収益も変わったものがあります。
【アフターコロナ】小さめ”飲食店”の関連銘柄が今後買い時?【株価上昇】 | shunblog
アフターコロナに向けて、業績がかなり上がった銘柄がありました。まだ緊急事態宣言中の数字なのになぜ上がる?ここに小さい”飲食店”の株銘柄が今狙い目である理由がありました。しかも今はまだ全盛期に比べると株価が安い銘柄が多く、買い時であるようなものが多いです。少し着眼点を変えて、見方を変えてみると面白いものが見えてきます。
事業への投資
例えば自分が株式投資を触っていて、
投資をしようと思う時に、
どんな企業なのか。
ということをしっかり調べて、
何か投資したい内容があるから銘柄を買う。
という流れだと思います。
もし、その企業に思惑通りのM&Aを行えば。
かなりの判断材料になり得ると思います。
また新しい事業に投資する際も、
それが実現性の高いものだと言うのなら、
こちらも判断基準となり得ますし、
全然自分の思っている方向と違うのなら、
買うことを迷う理由になったりします。
このように企業の投資する方向性は、
かなり事業の行方を見れるものとなるので、
間違いなく今後の業績に関わるものです。
しかし、すぐに結果が出るものはかなり少ない。
そうも思いますので、投資家目線では、
少し見分け方が難しいとも言えます。
売買目的の投資
こちらは営業外収益を見るだけで、
簡単に見ることができると思うのですが、
持っている有価証券で、
どれだけ利益を作っているか。
つまり営業外でどれだけ稼いだか。
がわかる実数となってきます。
本業で得た利益→営業利益
こちらからこの営業外収益・損失を加えると、
経常利益というものになりまして、
Kabutanなどでもよく見る、
企業の本質的な利益を知ることができる。
という数値です。
企業の見立てが悪ければ、
その分証券は安くなってしまって、
それが損失となります。
それは企業の未来を見る力が欠如している。
ただし本業がうまくいかないことを、
ごまかすという手段にもなり得るので、
この辺り注意することが必要です。
経常利益が株価に与える影響
株式投資目線で”投資能力”を主に企業を分析
つまりこの経常利益というものは、
企業の業績を判断する際に、
かなり必要な数値だということが言えます。
これが実際株価に影響を与えるか。
というのは色々考えることはあると思いますが、
間違いなくある。と言っていいでしょう。
どのように分析していけばいいかを考えてみましょう。
本業への”投資能力”
分析する上でまず大事な3点があります。
- 必要な部分にどれだけ投資をしているか。
- 自分が目をつけた部分に資金をかけているか。
- その内容が世間的にも注目する内容であるか。
単純にこの事業やります!
と言っても、そこに資金がかかっていなれけば、
うまくいくものもうまくいくはずがないです。
その内容が注目されなくてもいけないし、
目にかけていた内容と別の部分であるなら、
もう一度調べ直す必要があります。
これらの内容を元に分析していきましょう。
売買目的証券への”投資能力”
こちらも大事な3点があり、
- 本業と同じぐらい業績に影響を与えているか
- 損失を出しているときはないか(
他期を見て
) - リスクヘッジはできているか
上2つは見たまんまの内容ですね。
どれぐらい投資により資金を作っているか。
この内容によっては、
本業に使える資金が増えると言えます。
また企業に対する取引だけだと、
失敗してしまった時にリスクヘッジも必要です。
デリバティブ取引など、
企業への株取引だけでなく他へ投資を行うと、
そのリスクは分散されることとなります。
それで損失を大きくしているのなら問題ですが、
結果として利益を出しているのなら、
投資能力があると見て良いでしょう。
コーエーテクモの例
初めの方で少し紹介しましたが、
まずはこちらをご覧ください。
- 受取利息・配当金もしっかり
- 売買益も利益として計上している
- 損失も多いがそれ以上の利益
本業のゲーム事業でも結果を出しながら、
かなりの営業外利益を叩き出しています。
これが続けば資金がどんどん潤沢となり、
会社の規模も大きくなっていくと予想できます。
このようにこんな点から見てみると、
企業の成り立ちがわかるようで、
かなり面白い内容ですね。
まとめ:企業の”投資能力”と株価の関係
株式投資への影響とその仕組みが面白い話
割と多くの企業は営業利益があっても、
営業外の損失で利益を落としてしまいがちです。
そんな中で、
明らかに投資がうまい企業が存在していて、
営業損失をも返してしまったり。
ということもあります。
本業がうまくいってない。
それは投資する基準にはなり得ませんが、
事業に投資する資金を作っている。
その考えで証券の売買益などみると、
かなりの意味があると思います。
この力”投資能力”自体は、
株価に直結するものじゃないかもしれません。
しかし、結果として株価に繋がる。
そのように考えておきましょう。
おわり